お話を伺った方

お話を伺った方
係長代理 高橋真弓 様

全自動製氷機、業務用冷凍冷蔵庫、食器洗浄機をはじめとする各種業務用厨房機器の販売及びメンテナンスで高いシェアを維持。コンビニや飲食店、ホテル、工場、病院、オフィスなどの「食」に関わるあらゆるシーンで活躍するペンギンマークは信頼のブランドです。

5 年程前から、障がい者雇用に取り組んでいます。以前の弊社は障がい者雇用率の低い会社で、障がい者雇用のノウハウもなく、採用しても長く続かない、そのような会社でした。
障がい者雇用に対する企業の社会的責任が求められる中、障がいのある人も障がいのない人と同様に地域で安心して働ける職場づくりを真剣に考え始めました。
外勤での営業や機械のメンテナンス業務がメインの会社ですので、思った以上に雇用は進まず…。
ノウハウが乏しかった弊社は、まず、ふれあいワークフェアに参加したり、就労支援機関の方と連携をとったり、試行錯誤しながら進めてきました。
現在は事務部門での雇用を中心に行っています。面接時に本人の特性や障がいのことを伺い、弊社で無理なく勤務できるか、マッチングを大事に採用しています。
その結果、以前は難しいと思っていた精神障がい者の雇用も進み、皆さんイキイキと仕事に励んでいます。

現在身体障がい者5 名と精神障がい者3 名の合わせて8 名の障がいのある社員が働いています。
障がい者雇用で採用した社員は、事務系の仕事をメインとし、社員の補助的業務を行っています。それぞれに配慮はするものの、特別扱いはしていません。皆さん会社にとても馴染んでおり、一人ひとりが個性を活かして働いています。
職場への定着が難しいと言われている精神障がい者も、弊社では定期的に面談を行うことで安定して働いています。面談では仕事から生活面まで何でも話ができる状況となっており、長く働ける一つの要因といえるでしょう。
普通なら見逃してしまうようなちょっとした間違いに、即座に気づいてくれる精神障がいのある社員がいます。彼女の優れた絵の才能(下部のイラスト) にも驚かされますが、何より彼女自身の穏やかで優しい性格に、日々癒されている私たちです。

障がいのある社員が入社した際には、一緒に働く事業所内でその人の障がい特性や配慮事項を、本人へ確認の上、周知しています。
障がいの特性を理解すること、得意なこと( できること)・苦手なこと( できないこと) を知るだけでも周りの社員の接し方が変わります。障がい者雇用はそんな小さな積み重ねなのだと思います。
会社としては、「障がい者雇用」に対する更なる理解を深めるため、事務部門である管理部が中心となり、各セクション長に「障害者職業生活相談員」の資格取得を薦めています。今後はこの資格を取得した社員に面談業務を担当してもらいより多くの社員が面談できる体制にしたいと思っています。
また企業のCSR を理解してもらうために、社内の幹部会で外部講師を招いた研修も実施しました。宮城県の雇用状況やそれぞれの障がい特性など、普段耳にすることが少ない研修内容に幹部メンバーもみな真剣な表情でした。
さらに、地域で自立した生活を送ることができるように、一定の条件を満たした障がいのあるパート社員には、毎月の給与変動のない「月給制パート」という雇用形態を取り入れ、安心して働いてもらえるような環境を整備しています。

障がい者雇用を特別とは思わずに、それぞれの「障がい」をきちんと理解することが大切です。その中で、得意なことを伸ばし、引き出し、企業として彼ら彼女らに貢献してもらう、それをサポートするのが私たちの役目です。
障がい者雇用を進めることで、勉強になることがたくさんあります。私たちも成長できます。
障がい者雇用は「難しい」のではありません。採用や配属、定期的な面談など、大事なポイントでどれだけ真剣に向き合っていけるか、ではないでしょうか。お互いに足りない部分を補いながら私たちは共に成長していきたいと思っています

■雇用事例4コマ「障がいのある人にも偏見をもたずに理解して仕事の戦力に…」

 

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]