お話を伺った方

お話を伺った方
生産統括本部 取締役 栗原工場長
満生敦士 様(左)
管理サービス本部 栗原工場労政部長
野島 隆 様(右)

ともに防災機器の老舗メーカーである「モリタ防災テック」と「宮田工業」が合併し、平成26年7月に発足。栗原第一工場は昭和4 8 年に操業を開始した「東北ミヤタ工業」が前身で、アルミ製蓄圧式粉末ABC消火器「アルテシモ」は震災後に生産拠点となった栗原第二工場で一貫生産しています。

雇用している障害種別:身体障害、知的障害、精神障害、発達障害

地元・栗原市にある就労移行支援事業所「NPOステップアップ」へ通っていらした方に内職をお願いしたことがキッカケでした。作業にはちょっと時間がかかりましたが、その仕上がりがとてもキレイで、これなら採用できると思い、工場での実習を経て、正式に採用いたしました。その後も、「NPOステップアップ」「くりはら障がい者就業・生活支援センターあしすと」と連携しながら、見学や実習を経て、採用を続けてまいりました。また、地元の金成支援学校からも実習生を受け入れています。

障害のある方が地元で働ける場所を提供したいと考えています。そのため、障害者の就業や生活を支援する地元の機関と協力し合い、トライアル雇用※などで実際の職場を体験していただき、できることや性格、障害の特性なども見極めて採用しています。現在、長期入院中の方も退院し復帰を目指してリハビリ中です。また、今春、金成支援学校から新卒者を1名採用する予定でしたが、ご本人の体力に不安があることからまず、「NPOステップアップ」で就労移行支援をうけています。健常者とは違う課題が現れたりしますが、会社としては気長に待つ考えです。

採用にあたっては「挨拶ができる(コミュニケーション)」「通勤ができる(自立)」「最後までやりきる(自信)」「安全に仕事ができる(安全第一)」「自分の失敗が分かる(品質第一)」「報告、連絡、相談ができる(仕事の自覚)」「会社行事に参加できる(ストレス解消)」「健康管理ができる(健康第一)」という8項目をポイントにしています。採用後は、仕事上の困惑や不安がないように3ヵ月に一回を目途に、職場への定着支援として就業・支援センターの呼びかけで、ご本人、ご家族、保健師、ハローワークと会社側担当者が集まって「ケア会議」を実施し、いつでも見守っている人がいて、ひとりじゃないよという安心を感じてもらえるように努めています。
現在は、消火器の圧力計カバーにピンセットを使ってシールを貼るという、丁寧さと集中力が求められる仕事をお願いしています。業務改善支援などのフォローも行っています。また、当社は芋煮会やスポーツイベントなども社内行事として開催していて、特に芋煮会は従業員の家族も参加大歓迎。障害のある方もいつも参加され、すっかりうち解けて楽しんでいただいています。

実習などを通じて職場体験をしていただき、障害のある方でも自分ができる仕事があるか、適した業務があるかどうかをまず実習などで試していただくのがよいと思います。仕事内容とマッチしたら障害のある方は熱心に作業にあたってくださいます。ピンセットを使って小さなシールを貼るという作業はとても細やかさが求められ、そして工程上、たいへん重要なパートです。集中力があるという特性と業務が適合し、見ていてとても頼もしいです。今ではもう、いないと困る、そんな従業員として活躍されています。

■雇用事例4コマ「イベントいっぱいの会社で仲間にすっかりとけこめました」

 

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]