お話を伺った方

お話を伺った方
人事部総務課長
板宮秀樹 様

運輸・宅配業界売上第1位の「ヤマトホールディングス(ヤマト運輸)」。同社の東北支社であり宮城主管支店と同じ建物内に東北事務集約センターがあります。東北地方の司令塔的な存在です。

雇用している障害種別:精神障害

宮城主管支店全体(県内全支店・営業所)で捉えると従業員数は3132名で、障害者雇用人数は37名です。障害者雇用そのものには、およそ30年前から取り組んでいました。現在「東北事務集約センター」に所属する精神障害者の男性社員・A君は、「ヤマト福祉財団」という当社関連の機関が開催した職場見学会へ参加したことがきっかけでした。職場見学会は年に2回ほど開催しているほか、支援学校や障害者就業・生活支援センターなどとも協力して小規模なものはもっと頻繁に行っています。

採用につきましては、随時行っています。障害のある方にお願いする仕事は、その方の特性や度合いにもよりますが、軽作業から始まります。その後、本人の適正を見ながら範囲を広げていったり、他部署へ移っていただいたりします。A君も初めは伝票スキャナの操作でした。スキャナ操作ではパソコンで手入力する部分があり、彼のパソコンスキルがすごいことがわかりました。本人からのアピールもあって事務作業をお任せしたところ、仕事に対するモチベーションが高まった様子で彼の自信にもつながりました。

従業員には事前に「こういう方が入社します」と説明し、支援機関の方を招き、彼の特性や障害についてのお話をしていただきました。A君に関しては、入社時は無口で受け答えや行動が不器用なこともあり、当初は対応に困るスタッフもいました。障害の特性に合わせての接し方は大切だと感じました。それは指示の伝え方です。仕事に慣れるまでは根気よく繰り返し教え、孤独にならないように積極的に声をかけるなどしました。
その後、新設された「東北事務集約センター」に異動となるのですが、その際には彼の指導担当者や、周辺スタッフ全員が同センターに異動となり、A 君にとっては大きな安心材料になったと思います。今では「本当に障害があるの?」と思わせるほど明るく、周囲への気配りもできています。もちろん、仕事も的確に処理しています。

「障害者が同じ職場で働く…」ということについては、その障害への理解と配慮を学ばなければいけません。しかし、構えすぎてもいけないと思います。当社の場合は軽作業も多いので、障害のある方でも十分に力を発揮できる職場ですが、障害だけをクローズアップするのではなく、個人としての性格や適正、スキルを知ることが大切かと思います。可能性を見つけてあげること。仲間として対等に接しながら丁寧に指導し、お任せできることを一緒に見つけられたなら、それは本人にとってのやりがいや喜びに繋がっていくのだと思います。

■雇用事例4コマ「大好きな趣味が強みに!いまやみんなから頼られる存在です」

 

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]