お話を伺った方

お話を伺った方
代表取締役社長 岩佐隆 様

2011年6月、東日本大震災で大きな被害を受けた東北有数のいちご産地である山元町の地域復興を願い創立。いちご栽培を通じて雇用の創出と担い手の育成に繋げ、発展させることでより収益性の高い農業を目指します。

雇用している障害種別:知的障害

知的障害のある方を1名採用しています。障害者雇用は、彼が初めてで、山元支援学校から要望があり、新卒で採用いたしました。3年生時の実習に続き、トライアル雇用という形で働いてもらいました。地域の農業復興を目指す会社ですので、地域の人を地域で支えることが大切だと考えます。障害がある方にとって、通勤が大変な方もいます。自分の地元で働けることは大事なことです。働きたいと思う方がいるなら積極的に雇用したいと思っていたところ、その環境が当社にはあったのです。

彼は1年目で経験は浅いですが、働きぶりはとても真面目です。黙々と作業していますが、他のスタッフともコミュニケーションがとれていて大事な一員であり仲間です。就学中から実習していたので、採用に際しては不安はありませんでした。当社での仕事を通じて自立・自活してもらえたら嬉しいです。いちごの一大産地だった山元町が復興していくためには、みんなの力が必要です。そういう思いもあり、今後も働きたいという障害のある方がいらっしゃれば、今後も雇用について前向きに考えて行きたいと思っています。

当社では独自の栽培方法でいちごを育てています。彼は、生産部門に加わっていただいて、その苗床の準備や掃除、いちごのつみ取りなどをお願いしています。いちごの大きさを揃えるといった選別作業など判断が必要な仕事は難しいため、できる仕事をこちらで考えながら担当してもらっています。実際の作業に関しては班長が指導を行うほか、彼のそばには経験豊富なパートの方を置いています。
また、支援学校の先生もよく様子を伺いに来て下さいます。支援学校の先生のアフターフォローは卒業したら終わりではなく、彼が定着するようにサポートしていただいています。また、当社の従業員へも彼とのコミュニケーションのとり方等を教えてくれます。無口だった彼も今では明るく楽しそうに働いています。いちごをパッケージングするための箱を組み立てる作業は、彼がいちばん早いんですよ。

実習やトライアル雇用で、一度仕事を体験していただくのがよいと考えます。「障害者だからできない」ではなく、できる仕事はきっとあると思います。少しずつステップアップし、新しい作業にチャレンジすることは誰にとっても喜びです。作業だけでなく体調に目配せする生活面での配慮も必要です。仕事を通して地域復興に関わることで彼自身も成長していければいいですね。

■雇用事例4コマ「新人にもやさしく丁寧に指導 得意分野も見つかって頼られる存在に」

 

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]