お話を伺った方

お話を伺った方
代表取締役 生駒和彦 様

1972 年創業。働く人々のバランスのとれた食生活を応援したいと、地元工場や企業を中心に日替わり弁当を配達。さらに私立の幼稚園へおかず弁当も配達しています。他にもスポーツ大会などの各種イベントや、気仙沼観光コンベンション協会会員として様々なコンベンションにもお弁当の配達を依頼されています。

特別支援学校に私の友人がおり、またその学校へ弊社のお弁当を配達していた縁もあって過去に実習生を受入れていました。
就職を前提に実習生を受入れるようになったのは、2011年の震災の年です。震災の前に気仙沼の特別支援学校から受入れていた実習生(知的障がい)が、卒業後に宮城障害者職業能力開発校において3 か月間訓練した後、トライアル雇用を経て採用しました。
本人も頑張る気持ちが強く笑顔で前向きでしたが、なにしろ障がい者の受入れは初めてでしたので、支援機関の方の力をお借りしてスタートしました。

雇用後も特別支援学校の先生方や支援機関の方々に、相談に乗っていただいているほか、ジョブコーチの方からは、障がい者雇用に関するきめ細やかなアドバイスをしていただくなど、心強いサポートをいただいています。
仕事の内容としては、食材調理用のボールやバット、包丁、ザルなど、弁当の製造で大量に使用する調理器具の洗浄が主なものです。
調理器具の洗浄の仕事がない朝のうちは、弁当の盛りつけも手伝ってもらっていますが、おかず盛りつけの見本を使用することで作業を確実にしてもらうようにしています。この他にパートさんのアシスタントもしてもらっているせいか、みんなに可愛がられながら1 年程度できちんと仕事ができるようになりました。

初めて障がい者を雇用したので、教育や注意の仕方などどんなにささいなことでも、特別支援学校の先生やジョブコーチの方に聞きながら受入れを行いました。
ジョブコーチの方からの指導で実践したのが、「作業確認カード」です。洗剤の使い方から作業の流れなど、なかなか言葉だけでは学習が難しいことを「作業の前にカード確認」という方法を徹底したことで、確実に作業をこなせるようになりました。
もう1 つ実践したことは、本人・お母さん・会社との交換日記があります。会社としては仕事中の行動で改善が必要な部分をお母さんに伝えてアドバイスをいただいており、お母さんからも家庭で本人と仕事について話すようにしていただいています。交換日記には、本人に直接どう話してよいかわからない社員からの言葉も書くようにしていますので、社内でのコミュニケーションを円滑にする効果もみられました。
しかし最近では慣れのせいか、それまで当たり前にできていたことが、日によって同じようにできないなど、不安定な状態が見られることもあります。誰にでも好不調の波はありますが、確実に業務をこなす力や周囲との適切なコミュニケーションといった社会性の向上など、さらなるステップアップを本人と一緒に目指していくことが大切だと考えています。
現在は本人のご両親との面談も行っており、情報を共有して会社と家庭の両方におけるフォローアップ体制を確立していこうと思っています。

支援機関の方々と相談しながら、わからないことを勉強しつつ雇用していくことが大切だと考えています。支援機関の方はどのような相談も前向きに受け止め、とにかく精一杯協力してくれますので、積極的に利用してください。

■雇用事例4コマ「障がいのある方を職場と家庭のチームで一緒に育てていきたい」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]