お話を伺った方

お話を伺った方
営業部部長 菅原和昭 様

宮城、岩手、秋田の三県にまたがる栗駒山のふもとに社屋を構え、長年しそ巻きと漬け物の製造販売を手掛けています。お客様の満足のいく商品づくりを第一に、安心で安全な美味しいものを提供しています。

弊社は従業員が26 名ですので、障がい者雇用は義務づけられていませんが、社長の渡邊淳が障がい者就労支援センター「NPO ステップアップ」の理事を務めており、地元栗原地域の企業と連携して、障がい者雇用に深く関わってきました。
障がいのある社員は現在、身体障がい者2 名、知的障がい者1 名、精神障がい者2 名の合わせて5 名が働いており、長い人で勤続6 年程度になります。先代の社長も20 年ほど前から、障がい者雇用に取り組んでいた経緯もあり、障がいのある社員が長く勤めていく土壌が作られてきたのだと思います。

弊社は栗原市栗駒に本社を構え、漬け物と惣菜(しそ巻き味噌) を製造・販売しています。現在働いている障がいのある社員は、1 人で作業が完結できるしそ巻き味噌の製造業務や漬け物製造における異物混入防止のための選別作業などを担当してもらっています。
採用にあたっては、支援者同伴のもと、最初の2、3 週間で体験作業研修を実施し、本人の能力等を確認します。最終的には本人の意向を再度確認し、採用決定となります。
採用前はもちろん採用後においても、障害者就業・生活支援センターに生活面も含めた支援をいただいており、特に1人暮らしの障がいのある社員に対するサポートにおいて、大変助かっております。
私自身も経験が浅いため、障がい者雇用に関する講習会等で勉強しながら、長期雇用に向けて日々取り組んでいるところです。

障がいのある社員がスムーズに作業でき、食品を安心安全に製造できるように心がけています。
とにかくコミュニケーションを密に図ることはとても重要です。特に、精神障がいのある社員は、服薬等により安定するまでは気分の浮き沈みが激しく、仕事も不安定になりがちなので、毎朝リーダーが声をかけながら本人の状態を確認し仕事をコントロールしています。
知的障がいのある社員は、コミュニケーションに時間がかかるのが特徴で、返事を待つこと、ゆっくり会話することなどに留意し、本人を焦らせないように気をつけています。
また、障がい者を雇用することで、他の社員にストレスがかかることもあります。特に若い社員の場合は、障がいのある社員に対して感情的になることもあり、結果としていじめとなってしまったこともありました。そのため、機会のあるごとに全従業員を集めて、障がいとは何か、障がい者雇用はどのような意味を持つのかなどについて教育するようにしています。

障がい者は個々の能力や状況に合った作業が確保できれば、その他の社員と遜色なく作業ができると思います。ただ、長時間集中できないことが多いため、ラインなどの流れ作業よりは、1 人で完結できる作業のほうが望ましいようです。
また、支援機関の方はとても協力的ですので、積極的に相談するなどして大いに活用することをおすすめします。

■雇用事例4コマ「職場に慣れてコミュニケーションも返事も元気でハッキリ!」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]