お話を伺った方

お話を伺った方
施工管理部 中村司 様

1894年創業。畳、襖、障子などを取り扱う和室の総合メーカー。和室に関わるすべての商品の開発・制作・施工、修繕など幅広い業務を行っています。仙台支店は6年前に設立。今後の業務拡大を目指し、スタッフ一同張り切っています。

雇用している障害種別:精神障害、発達障害

現在、仙台支店で働いている方は、当社の求人を見つけ、ご自身で直接応募されてきました。宮城障害者職業センターのジョブコーチにも面接に立ち合っていただきました。ご本人の熱意から、ぜひ当社で働きたいとのことでアプローチがあり採用に至りました。障子や襖を張り替えるという職人的な仕事ですが、彼自身が当社の業務に強く惹かれるところがあったようです。実際、黙々と仕事をこなす様子は、彼の特性とマッチングし、今では大事な戦力として活躍していただいています。

個人的なことですが、私は以前の職場でも知的障害のある方と一緒に仕事をした経験があり、障害があるからといって特に抵抗を感じることはありませんでした。
精神障害のある方と一緒に働くのは初めてでしたが、「真面目に仕事に取り組むという姿勢は、その障害のひとつの特性なのだな」と感じています。ただ、当社の仕事の特徴として、技術的にも難しい対応を求められるところもあります。そういう場面にぶつかると、落ち込んだりというところが見受けられますね。でも、それは向上心があればこそ。気持ちの浮き沈みを受け止め、ストレスを起こさないように指導しています。

常に忙しく、納期に追われる仕事であるため、我々もプレッシャーを感じてしまうことも多いです。彼は今、4年目ですが技術的にはまだこれからというところです。手順や作業内容は、口頭ではなく紙に書いて渡しています。手順通りに行うだけではなく、職人としての美的感覚も求められる仕事ですので、あいまいな表現は避けて、直接的な言葉や文字で伝えます。
課題にぶつかり、「自分は不器用だな」「まだまだだな」と漏らしたりすることもあります。また、作業の性質上、ひとりで行う作業も多く、孤独を感じるような場面もありますが、まわりのスタッフもフォローを心がけています。職人として彼と接していますし、障害があるからといって特別扱いはしていません。一緒に昼食を食べたり、コミュニケーションもとれています。定期的にトラックにて福島工場への搬送などもしてもらっていてそれが適度な気分転換になっているのかもしれませんね。

彼は集中力が高く、黙々と仕事をこなしている姿は、障害の特性が当社の業務に適ったのかなと思います。指示や指導にも素直に応え、付き合いづらいと感じたこともありません。センスも必要なため、もっと美しく仕上げたいという上を目指す気持ちも大切で、答えのない仕事です。彼にはその気持があり、先輩に追いつきたいという目標がモチベーションにつながっているようです。目に見える目標を提示することが、最大の支援かもしれません。

■雇用事例4コマ「目標はセンパイ!誰にも負けない集中力と向上心 惚れた仕事に 今 夢中です」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]