お話を伺った方

お話を伺った方
課長 日下部直憲 様

1985 年設立。仙台市内と周辺地域及び石巻市で葬祭斎場20 会館と仏壇ギャラリー4 店舗、ケータリング・フードサービス事業、ハイヤー事業を運営。インターネットを利用したエンディングノート「エンディングバンク」(特許出願中)、無料の訃報掲載や弔電サービスなど、独自のサービスを展開しています。

障がい者雇用において社会的責任を果たすため、平成25年8 月から障がい者雇用に取り組み始めました。当初は、弊社の取引先で障がい者を雇用している企業を見学し、雇用のポイントやアドバイスを教えてもらいながらスタートしました。
また、仙台市障害者就労支援センターに相談し、いろいろな助言をいただきながら、障がい者を受け入れることができる部署を見極め、募集を行いました。
試行錯誤しながら、平成25 年に5 名、平成26 年に4 名の障がい者を雇用し、現在は9 名(知的障がい者7名、精神障がい者2 名)の障がいのある社員が働いています。

弊社の返礼品には平成会葬御礼や香典返し、お引き物がありますが、以前は箱の組み立てから配送まで全てを外注していました。平成23 年頃からプライベートブランドの商品開発に着手し、これが好評を得て販売数が増加しましたが、同時に外注業者の製造が追いつかなくなってしまいました。
ちょうどこの時期に障がい者雇用に取り組み始めたため、返礼品箱折りを含む組み立て業務を、障がい者の業務として確立することになりました。
障がいのある方でこうした業務の経験がある方は誰もいませんでしたが、実習をしていくうちに障がいのある方に任せられると判断しました。
現在この仕事は、障がいのある社員のおかげで成り立っているような状況です。障がいのある社員には他にも、生花のスタンド作成や倉庫内のピッキング作業なども担当してもらっています。

障がいのある社員には、長く勤めてもらうために、無理をさせないようにしています。そのひとつとして、仕事を教えるときは、他の社員よりも長い時間をかけるようにしており、同じことを何回も繰り返し教え、繰り返しやってもらうことで仕事が身につくようにしています。
また、仕事について1 度「わかりました」と言ってもすぐに忘れてしまったり、確認するのを躊躇してしまってわかっていなくても「わかりました」と答えることがあるので、理解できているかどうか確認しながら教えるようにしています。
もうひとつは、定期的に休憩を入れることです。障がいのある社員のなかには、作業に集中しすぎて休まず続けてしまう方もいるので、午前に1 回、午後に1 回休憩を入れ、仕事の流れがリズミカルになるよう配慮しています。
精神障がいのある社員は、理解力が高く仕事もできるのですが、体調などによっては精神が不安定になりがちで、欠勤することもしばしばあるため、最初は週20 時間の勤務から、慣れたら22 時間、24 時間と徐々に勤務時間を増やしていくようにしています。
こうしたなかで、仕事を進めるスピードが上がったり、スキルが向上したりしてきた場合は、その障がいのある社員の適性にあわせて配置を決めることもしています。弊社の仕事は、突発的に仕事が発生し突然忙しくなることも多いため、状況にあわせて障がいのある社員を配置できるように現在も引き続き取り組んでいるところです。

はじめて障がい者雇用に取り組まれる企業さんにとってはいろいろと不安があると思いますが、支援機関に相談し、助言をもらいながら進めていけば、障がいのある方は必ず戦力になります。障がい者雇用と意識せずに取り組まれるのがいいのではないでしょうか。

■雇用事例4コマ「障がい者雇用をきっかけに外注仕事を内製化 WinWinの関係が完成」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]