お話を伺った方

お話を伺った方
代表取締役社長 川村潤 様

明治38年創業。昭和49年に現在の会社設立。現会長が、それまでのかつおぶし加工から、わかめ・こんぶの海藻にシフトし、鮭やいくらの加工も行っています。3つある事業所はそれぞれHACCP・ISOを取得し、安心・安全な加工品を製造・販売しています。

雇用している障害種別:身体障害、知的障害、精神障害、発達障害

唐桑半島という地域の特性もあり、誰もが働ける職場となることが必要でした。1998年3月、気仙沼支援学校からの紹介で気仙沼工場で初めて知的障害のある方を1名、翌年には岩手工場で1名雇用しました。2011年までに合計3名雇用していましたが、震災で岩手工場が被災し、多くの従業員の雇用を維持できなくなりました。7ヶ月後、2工場が復活した際、「もう一度当社で働きたい」といっていただき、再雇用しました。工場が再稼働した現在は、継続的に雇用しています。

適材適所をモットーに、障害の程度なども考慮して、合う仕事をしていただいています。健常者がしていた部分を切り出して、その方に合う作業に従事しています。一例をあげると、箱折り作業や、わかめの袋詰め、パックになった製品を段ボールに詰めるといった付随作業を当社では提供しています。これにより健常者は主となる作業に専念できることになりました。

就労面だけではなく、生活面でも悩みを抱えている場合もありますので、当社と支援機関そして本人(ご家族)で面談の場を設けています。知的障害のある方1名が、精神障害も抱えており、現在休職中ですが、当社としてはしっかり治してから来ていただきたいと思っています。
水産業は重労働というイメージですが、現在は軽減化されています。業務の中には様々な作業があり、障害者でも働ける環境にあります。作業の選択肢も多く、適正や相性を考慮したマッチングができます。食品を扱う工場ですので風邪や発熱などへのチェックは厳しいです。毎日朝礼にて、全従業員に体調確認を行っています。これにより、障害者のささいな体調変化を見逃さないようにしています。また、通勤については、送迎バスも運行し、より働きやすい職場環境を目指しています。

採用にあたっては、一緒に働く現場のスタッフにも、その障害について知ってもらうことが大切と考えます。障害に合わせた対応や配慮・工夫も様々です。当社では接し方や、指導方法なども確立されつつあります。一方、障害の程度が変わったり、深まったりという予期せぬ事態もありますが、一度お預かりしたからには、同じ会社で働く仕事仲間として、しっかりと面倒をみる、見守るということが大事だと考えています。

■雇用事例4コマ「通勤も仕事もお昼も和気あいあいです」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]