お話を伺った方

お話を伺った方
取締役 中村直人 様

宅配ピザとして「ストロベリーコーンズ」と「ナポリの窯」という2つのブランドで全国展開。ピザの味が四つに分かれた、フォーシーズンズを考えたのも同社が業界初。オリコンによる宅配ピザ顧客満足度ランキングでは、常に上位にランクインしている。

障害者雇用納付金制度の対象が、労働者数300 名を超える企業から200 名を超える企業へ拡大された2010 年に、精神障がい者を雇用したのが最初です。
障がい者雇用の経験がなかった時は、勝手に身体障がい者の受け入れをイメージしており、事務所での仕事を手伝っていただこうと心の準備をして臨んだのですが、事務の経験がある身体障がい者の方はすでに働いている人がほとんどで、求人には応募がなく、ハローワークからの紹介をきっかけとして、精神障がい者を雇用することとなりました。弊社の事業である「宅配ピザ」という性質上、チラシのポスティング業務が非常に重要であり、定期的に一定量のチラシを配布する必要があります。しかしアルバイトが簡単に集まらなくなってきたため、障がい者雇用に取り組み始めたのがそもそものきっかけとなっています。

弊社は全国7つのエリアで40 の直営店(フランチャイズ含め140 店舗)があり、札幌、仙台、神奈川、神戸のエリアで身体障がい者1 名、知的障がい者4 名、精神障がい者8 名の合わせて13 名の障がいのある社員が働いています。
障がい者の受入れに際しては、ハローワークの担当者と宮城障害者職業センターの所長が親身になって動いてくださいました。最初は「あれやりなさい、これやりなさい」と指示が強く感じられたのですが、私どもが前向きに取り組むことに一生懸命サポートしていただき、これといったトラブルもなく安心して障がい者雇用をスタートさせることができました。
障がいのある社員には、主にポスティングと清掃の業務を担当してもらっていますが、なかにはポスティングのコースや配布禁止エリアなどを、たった一度教えただけで完全にマスターするような社員もおり、他のスタッフからの信頼も厚く、重要な戦力として働いています。

障がいのある社員との接し方は、基本的に現場の店長の判断に任せています。店長だけでは判断できないことについては、本社で相談を受け付けているほか、各店長同士が横のつながりを持ち、情報を共有しながら課題解決に取り組んでいます。以下は、障がい者雇用に関する社員の声です。
●障がいのある社員との接し方
「接する上での違いは特にない。意識していない。」
「人それぞれでタイプが違う。正しく伝えれば大きな戦力となる。」
「基本的にはその人しだい。かなりの差がある。向き不向きを見定め、チャレンジさせたい。」
●職場関係と人間関係
「話し好きなので、話を聞いてあげるのが良好な関係を築く秘訣。学生のアルバイト社員も気軽に話しかける職場の雰囲気ができている。」
●失敗から学んだ留意点
「会話のスピードは、ゆっくりと慎重に、障がいのある社員に合わせている。」
「頑張れとは言わないようにしている。」
「仕事を与えすぎるとストレスがかかり、パニックになってしまうので、仕事量を一定に保つようにしている。」
「できる作業の幅は狭いが、限定すれば何も問題はない。長い時間同じ仕事を続けることが難しいため、時間をしっかり区切っている。」
「接する上で、根気強さは必要。同じ説明を何度でも繰り返すこと。同じ質問に何度でも答えること。」
●働きぶり
「一言の文句も言わず、できることは何でもやってくれる。店舗で配布するチラシの1/4 を1 人でまいてくれる。助かるというより、いないと困る。」
「昼のフリーターさんが減ってきているなか、安定したシフトで確実にポスティングしてくれるのはありがたい。今の店の売上を支えていると言っても過言ではない。記憶力がよくポスティング禁止のマンションも全て把握している。」
「すばらしいスタッフ。信頼している。怠けることをしない。指示したことは全て徹底的にやってくれる。人の顔や名前を覚えるのが早い。余計なことをせず、しっかりと仕事をしてくれる。」

■雇用事例4コマ「お客様に対するような気づかいや思いやりで普通に接してます」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]