お話を伺った方

お話を伺った方
専務取締役 木村和代 様

「忙しいお母さんに代わって針仕事を代行する」というコンセプトで、お直しの店を各地域に展開。従来の「お直し」の枠を超えた発想で、20~30 代の女性をターゲットに、明るく入りやすい店を心がけています。洋服以外にも靴、バッグ、アクセサリーのお直しとクリーニングも好評です。

障がい者雇用は、「人材不足」が大きなきっかけとなりました。近年の少子化に伴い、服飾系の専門学校に入学する人が減少し、デザインや縫製の仕事を選ぶ人も少なくなってきたため、採用したくても新規採用できない状態が、2 ~ 3 年ほど続いていた背景があります。
以前にも、聴覚障がいのある方を雇用していたことがありましたが、このような人材不足の状況をなんとかしたいという思いからハローワークへ足を運び、本格的に障がい者雇用に取り組み始めました。

弊社では現在、身体障がい者3名、精神障がい者4 名の合わせて7 名の障がいのある社員が働いています。仕事内容としては、精神障がいのある社員には、洋服等の補修やネーム入れ、また洋服のデザインに合わせたスカート丈の調整などクリエイティブな能力を要する業務も担当してもらっています。
障がいのある社員に対しては、当初から他の社員が自発的に考えて接しており、相手を思いやること、自分だけが大変ではないと感じることで、社員全員が仕事に対してより前向きに取り組んでいます。特に、障がいのある社員は、これまで働きたくても働けないという状況にあった方も多いため仕事をしていると輝いてみえます。それが結果として職場全体の雰囲気をよくしているように思います。
支援機関の方々とはよくお付き合いさせていただいており、何かあればすぐに相談しますし、そのたびに助けてもらいながら、現在まで障がい者雇用に取り組んできました。

 

弊社は99%が女性社員の企業です。そのため、採用しても結婚や出産などで一時的に仕事を離れる方も多く、また子育てをして仕事に復帰しても、フルタイムではなくパートタイムとして働く方が多いです。さらに女性は、年齢を重ねるごとに特有の体調不良や親御さんの介護などで仕事に集中しづらい環境になることもあります。弊社の社員はこのようなサイクルの連続です。
それでも女性社員のなかには、一生を通して働きたいと願う方もおりますから、仕事をするときも休むときもお互い様なのだから、全員でフォローして仕事をしていこうと常に話しています。そのため、たびたびのお休みや早退等による居づらさなどを感じることはない職場の雰囲気や環境ができていると思います。
そしてこのような考え方は、障がいのある社員に対しても同じように当てはまります。特に精神障がいのある社員は気持ちに波があり、体調不良などによって仕事を休むこともあります。その人の障がいを理解して、思いやる土壌がある職場だからこそ、障がいのある社員にはこれまで継続して勤めていただけているのだと思います。

障がいのない方でも寸法直しが得意な人、補修が得意な人など、それぞれタイプが違うように、障がいはひとつの個性であると考えています。仕事をしたい意欲のある人に対して、その人がより輝くポジションを見つけて働いてもらえば、貴重な戦力になると実感しています。

■雇用事例4コマ「働く女性はいつも忙しい たまには休んでもいいようなやさしい職場づくり」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]