お話を伺った方

お話を伺った方
グループリーダー 大橋邦彦 様

住宅やビル、店舗などのさまざまな住宅設備機器・建材の工事、さらにはリフォームやリノベーション、メンテナンスなどの多岐にわたる全ての事案に、ワンストップで対応可能な窓口体制を構築してサービスを展開しています。

弊社は2013 年4 月に設立されましたが、前身の会社における「法令遵守や企業の社会的責任の一翼を担うということにとどまらず、障がい者の雇用を通じて、広く地域の社会活動に貢献できる企業風土を作り上げる」という理念は現在まで引き継がれています。
障がい者雇用に取り組みはじめたころは、どこから手をつけてよいのかわからなったため、ハローワークから紹介された宮城障害者職業センターに相談しました。そこで、障がい者の特性や職場環境の整え方、障がい者のための仕事の切り出し方などを教えてもらい、2011 年2 月に1 名の障がい者を採用しました。

弊社では現在、知的障がい者1 名、精神障がい者2 名の合わせて3 名の障がいのある社員が働いています。
障がいのある社員の仕事としては、弊社のほかに2 社入居している建物のトイレや廊下など共有部分の清掃業務に2名、事務補助業務に1 名となっています。
ジョブコーチの方からは、ストレスなどを溜め込ませないためのコミュニケーションが大切であるとアドバイスしていただきましたので、「急がなくていいからじっくりやってください」「異常があれば日報で報告してください」と伝えています。日報は毎日提出してもらっており、私たちからも毎日回答しています。
ジョブコーチの方には、作業手順書の作成や作業の教育のほか、入社後においても定期的に来社していただき障がいのある社員のケアをしていただいています。何かトラブルがあっても、ジョブコーチの方が親身になって相談に乗ってくださるので、とても助かっています。
様々な方に助けていただきながら、弊社も取り組んでいますので、これまで大きなトラブルは起きていませんし、障がいのある社員も真面目にきちんと働いています。

当初は障がいがあることを全体にオープンにすべきか、対象を限定すべきか悩みました。
弊社の入っている建物は3社合同入居のため、同居企業の責任者に対して「障がいのある社員を採用します。精神障がいのある方で、通院・服薬をしております。薬の副作用で、動作が緩慢になることもありますが、通常の会話は問題ありません。本人は障がい者として特別視されることを嫌がっておりますので、ご配慮のほどよろしくお願いいたします。」と、本人の同意の上で注意事項を共有しました。これにより建物に入居している企業の社員全員が理解しています。また、「障がい者に対して苦情がある場合は、本人にではなく弊社の管理者までお話ください」との一言も添えました。
仕事については、最初はじっくり時間をかけて覚えてもらうようにしています。「この仕事はなにをするためにやっているのか」から始まって「廊下を水で濡らすことがモップがけではなくて、ピカピカになるくらいきれいにやってみてね」「どうすればきれいになるかな」などのように、1つ1つ理解してもらいながら、結果が出るように指導しています。
多少仕事が遅くても、本来は外注業者に任せる仕事ですから、本人に合ったペースで作業してもらうことで、余計スレスをかけないようにしています。

会社全体として、障がい者雇用に取り組もうと動き出した当初は、何からすればよいのか全くの手探り状態でした。そのため、本社とともに意見を出し合い、まずはハローワークなどの支援機関に相談することにしました。障がい者雇用を進めていくうちに、いろいろとデリケートな部分があることに気づき、やはり支援機関に相談して良かったと感じました。
障がい者雇用に際しては、ハローワークや宮城障害者職業センターなどの支援機関において、様々なノウハウが蓄積されていますので、うまく活用しながら取り組まれてみてはどうでしょうか。

■雇用事例4コマ「じっくり時間をかけてていねいに教えて安心して任せます」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]