お話を伺った方

お話を伺った方
施設長補佐 金子仁 様

昭和50 年、進行性筋ジストロフィーの山田寛之・秀人・富也の3 兄弟に共感した多くの若者により設立。重い障害や難病のある人たちの生活や現状を、当事者が主体となって、広く世間の人たちに伝える活動をしています。

当法人は、もともと難病の方が設立した経緯もあり、障害者とともに仕事ができればと当初から考えていました。
東日本大震災により一時名古屋市へ避難していた身体障害のある方が仙台に戻り、これからどうやって生活していけばよいかと相談されたことをきっかけとして、私たちと一緒に働いてもらうことになりました。
私たちとしては、働きたいという意志がある障害者がいれば、随時採用したいと思っていますし、その方に合った業務を担当してもらおうと考えています。

当法人では現在7 名の障害のある職員が働いています。身体障害のある職員は、車椅子を使用していますから、介護業務や物を運ぶ業務は難しいため、ヘルパー養成や書類作成など、パソコンを使う業務を担当してもらっています。また、障害者の現状や自らの思いを伝えるための講演活動等も行っていただいています。
その他の障害のある職員は、食事の介助や入居者の日中活動のサポートなど、比較的難しくない業務を担当してもらっていますが、発達障害のある職員は、学生時代に介護福祉士、ホームヘルパー2 級の資格を取得しており、フルタイムでケアスタッフとして働いてもらっています。最近の採用については、なかなか障害のある方からの応募がなく、支援機関からの紹介も少ない状況です。今後もより一層連携を密にして、情報交換をしながら、当法人が求める人材を雇用していきたいと考えています。

障害のある職員はやる気は人一倍ありますが、漠然と仕事内容を伝えただけでは理解できませんので、どのような業務で、どのように作業すればよいのかをはっきりと伝えるようにしています。障害のある方はやり方さえ教えれば、仕事には一生懸命に取り組んでくれます。
採用にあたっては、採用研修を行い、その中で1 人1 人の能力等を見極めどのような業務を担当してもらおうか判断した上で採用しています。介護業務ができる方であれば、ケアスタッフとして働いていただき、1 人での作業が難しければ、フルタイム勤務のケアスタッフのサポート業務を行ってもらうなどが考えられます。

障害のある方の持っている能力やどのような業務が適切かなどについては、すぐには分からないと思います。あまり急がずに、実習等を通してその方の能力を把握しながら、仕事を見つけていくことが大切なのではないでしょうか。
障害のある方は、「働きたい」というやる気にあふれています。育成には時間がかかるかもしれませんが、人材不足が叫ばれる今日において、障害のある方は大きな力になると思います。

■雇用事例4コマ「障害のある人の視点で子供やお年寄りにやさしい社会を届けたい」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]