お話を伺った方

お話を伺った方
代表取締役 増子良一 様
取締役 大沼貴美子 様

1992年創業。自治体向けのパッケージソフト開発や医療関連サポートを軸に事業を展開しているほか、システムの受託開発、インターネット関連事業にも注力し、オリジナリティ溢れるサービスを提供しています。

雇用している障害種別:精神障害、発達障害

2011年、宮城県障害者職業能力開発校から「この方、採用しませんか?」とのお声がけをいただきました。まずインターンシップで3ヵ月職場を体験していただき、その後正式に採用いたしました。データ処理の業務を行ってもらおうと考えていました。初めのうちはお互いに距離を図り合ったり、スタッフや仕事との相性などもあるので、いろいろ試行錯誤もありましたが、失敗を通じて成長できるようにと構えました。デザイナーやシステム開発関連の若い社員がたくさんおりましたので、彼らが丁寧に指導していました。

当初から「障害者にはこの仕事は難しいのでは?」という考えは持たないように努めました。始めは10時出勤、14時退社の短時間勤務からのスタートでした。仕事や人に慣れるのにも2年程の時間を要したと思います。今では、他の社員と同様に9時~18時までの勤務です。苦手だった対人関係においては、自分から話しかけることも増え、朝礼でも積極的に発言し、成長したなと感じています。4年経った今では、スタッフは誰もが彼を仲間だと思い、それを彼が感じてくれて心の警戒を解いてくれたことが、こちらにも伝わってきます。

業務範囲はとても広くて、仕事のやり方や優先順位は先輩社員が段取りします。彼の障害には順番を付けるのが苦手という特徴があります。また自分が感心を示さない事柄を覚えなかったりということもあります。ミスなどがあれば、その場ですぐに注意します。あとで言うと、彼の特性上、自分のこととは感じにくいためです。「障害者だからダメなんだ」といった偏見はありません。誰もが同じです。ただ、そこは当社の雰囲気がそうできているからかもしれません。
彼はいま、当社が提供する、子どもの安全確認に使用するメール配信アプリ「れんらっこ」の担当者になっています。会社にかかってくる電話には苦手意識があり出られなかったのですが、「れんらっこ」の担当者になってからは、「自分が担当だ」と自覚し、苦手だった電話にも進んで出るようになりました。入社当初から
考えると、彼の成長には日々驚かせられます。

最初から「障害者には無理だろう」とか「できない」とは思わないことが大事だと思います。ポジションを与えればしっかり対応してくれます。もちろん業務を理解してもらうまでには繰り返し説明することは大切です。障害者に丁寧に説明することで、自分たちの勉強にもなります。また当社は失敗しても許す社風があり、失敗を繰り返しながら成長する環境があると思います。彼が働きやすい環境では、誰もが働きやすいと自負しています。実際、皆が彼を頼りにしています。本人もそう感じて、しっかり応えてくれています。

■雇用事例4コマ「苦手なことも、やってみるとうまくいくことがあります」

■お問い合わせ

ひゅーまにあ総合研修センター アシストグループ [email protected]