障害者雇用をおこなう企業からよく聞くお悩み「業務の切り出し」についての第2回目です。
(第1回目はこちらから

まずは入社間もない時期に初めに任せる仕事について考えていきます。この時期に考慮するポイントは以下です。

①難易度が高くない
状況判断がない[少ない]、高度な技術や知識は必要ない業務

②一度覚えれば繰り返して進められる
基本的なパターン(型)がある、応用がない[少ない]業務

③日常的に発生する
いわゆる「ルーティン業務」として日常的かつ自発的に取り組める業務

④誰が行ってもおおよそ同じ結果になる
創造性や精度への要求が高くない業務

⑤納期に余裕がある
業務量に対して作業する時間が十分にある業務

⑥イレギュラーな状況が発生しにくい
臨機応変な対応や、都度の確認・交渉を求められない[少ない]業務

具体的な業務の例は以下です。
・データの入力
・書類のファイリング
・発送業務
・分類、仕分け業務(基準が明確なもの:支店別、あいうえお順、都道府県別、など)
・シュレッダー
・社内環境整備(そうじ、水やり、備品補充 など)

入社間もない頃は精神的にも身体的にも緊張しやすく、なおかつ「早く慣れなければ」という焦りや初めてのことへの不安があるため、その人の持つ本来の能力をうまく発揮できないことがあります。

また障害によっては緊張や不安に影響を受けやすく、はたから見ると”些細なこと”であっても、疲れやすく落ち込みやすい時期でもあります。

本人の能力に対して簡単すぎると感じられる業務だとしても、この時期はまず「落ち着いてできること」を基準にするほうがリスクが少なく、職場環境へスムーズに適応していくと考えます。

上記の業務に慣れてきたなと感じたら、次は業務の幅を徐々に広げていく段階に入ります。
次回は「業務の幅を拡げるポイント」についてお話します。

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