ひゅーまにあ総合研修センターでは、東京都教育委員会の外部専門員として都内特別支援学校にてコンサルテーションに取り組んでいます。
生徒さん、そのご家族、担任の先生にアセスメントを実施し、それを元に指導計画や作業学習へのご提案をさせて頂いております。
今回はその一部をご紹介します。
テーマ:「指示の理解」について
担任の先生より
生徒が指示を聞いているように見えても、実際にやらせてみるとできないことが多い。視覚的にわかりやすく提示しているつもりなのだが・・・。
アセスメント結果
TTAP等の各種アセスメント結果より、視覚優位ではありますが、見るものが多いと注意がそれてしてしまい、聴覚情報が入りづらく、聞くことがおろそかになっている可能性があります。その結果、理解が不十分でエラーに繋がっている可能性があります。また注意を向けられる範囲も狭いため、視覚情報が多いと何(どこ)を見ていいのかわからなくなっていることも考えられます。
ご提案内容
視覚的指示は有効なのですが、その”環境”を改めて整えてみてはいかがでしょうか。例えば、指示出しをするスペースを決めたり(活動と場所を対応させる)、指示者のみが道具や用具を持って実演して見せる(本人に道具を持たせない)など、情報を整理し本人の注意を向けやすくすることで適切な理解へ繋がる可能性が高いです。
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ひゅーまにあ総合研修センターでは、各種アセスメントを多面的に活用し、障害特性の理解や必要な指導・支援・合理的配慮のご提案をいたします。
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