ひゅーまにあ総合研修センターでは、東京都教育委員会の外部専門員として都内特別支援学校にてコンサルテーションに取り組んでいます。

生徒さん、そのご家族、担任の先生にアセスメントを実施し、それを元に指導計画や作業学習へのご提案をさせて頂いております。

今回はその一部をご紹介します。

テーマ:「発信」を増やすには

担任の先生より

常に受動的(受け身)なところが気になる生徒。話しかけられれば言葉で答えることはできますが、自分から働きかけることが苦手です。このままだと就職後に困るのではないかと思っています。発信を増やすにはどうしたらいいのか・・。

アセスメント結果

TTAPなど各種アセスメント結果においても、コミュニケーション、特に発信に課題が見られました。受容(理解)スキルには問題は見られずジェスチャーなどの非言語コミュニケーションにも一定の理解がありました。これまで自発的に発信する必要がない(困らない)環境にあったことも考えられます。

ご提案内容

作業学習の中で、発信が必要な場面を設定してみてはいかがでしょうか。「発信することで得をする」あるいは反対に「発信をしないことで損をする」という状況を作り出す必要があります。たとえば作業学習の中で、必要な材料や道具をあえて不足させておき、生徒に取りに来させるという場面はいかがでしょうか。こういった場合、支援者側は相手の意図を汲み取って先回りしてしまいがちなのですが、そこは対応を統一させます。

まずは場面を設定し、発信のパターン(「◎◎が足りないです」「△△はありますか」などの尋ね方)を練習し、初めは毎日同じ時間、同じパターンで実践する場面をつくってみます。それがうまくいったらほかの時間でも同じ発信パターンを練習します。より多くの場面で走んできるようになったら、発信のパターンを増やしていってもいいかもしれません。

「必要な場面で」発信できることが社会人としては重要です。では「必要な場面」とは何か。そのような場面を設定して、評価やフィードバックを統一させていくことが重要かと考えます。

 

=====

ひゅーまにあ総合研修センターでは、各種アセスメントを多面的に活用し、障害特性の理解や必要な指導・支援・合理的配慮のご提案をいたします。

アセスメントやコンサルティングのご相談は下記お問い合わせまで

お問い合わせ